a day in the Life -Jazz music-33

日常

部屋や車の中で音楽をかけることが好きです。どのジャンルの音楽も聴くのですが、中でもジャズはよく聴きます。特に50年代、60年代のジャズはオタクの域です笑 管楽器のアンサンブルにシンプルなピアノトリオ、歌もんもいい。今日は完全OFFの日を満喫するためジャズを聴きながら家飲みなんぞを楽しんだりしている。

管楽器では50年代のマイルスデイビスのトランペットだ。ミュートかかったペットがマイルスの音とすぐわかる。フェイバリットアルバムは1956年の歴史的マラソンセッションの1枚「リラクシン」。心地よくスイングするリズム隊の上をガーランドのピアノが転がるように跳ねる。そこにマイルスのペットとコルトレーンのサックスがそれぞれのポジションを貫き通して、ジャズとして完成している。名盤ですね。1曲目の「If I Were A Bell」からハッピーになれる。ここでビールをもう1杯。まあ。このアルバムを居酒屋メニューに例えると「お造り5種盛り」というところでしょうか。

僕は通ではないと言われるかもしれないが、アナログ盤の所有はない。CDで聴いている。このあたりのジャズレコードは、もはや趣味として投資できるコストではない。当時の音をCDで聴ける喜びとしてポジティブに捉えることにしている。(負け惜しみ笑)

次に歌もんだ。「You’d be so nice to come home to」で有名なヘレン・メリルだ。誰しも1度は耳にしたことのあるスタンダードソングで邦題は「帰ってくれればうれしい」である。「あなたが待ってくれている家に帰れたら、どんなに素敵だろう」という歌詞が戦時中であることで共感を得、洗練されたメロディ、そしてクリフォードブラウンの鳴きのトランペットが味付けとなり、なんとも心にしみる曲となっている。しかしヘレンはハスキーすぎる。渋すぎる。哀愁が漂いすぎている。なんかタバコの煙が一番似合うジャズボーカルかもしれない。私は喫煙しないので、ウイスキーも似合うかもと、ハイボールにチェンジ。このアルバムも居酒屋メニューで例えるなら、チーズ盛り合わせってとこですね。

そして、ビル・エヴァンス!言わずもがなジャズピアノの巨匠でございます。数あるアルバムの中でもやはりこの「ワルツ・フォー・デビイ」は別格に美しい旋律です。そして、スコット・ラファロのベース演奏がなんともカッコイイ。最後の録音であることを知ると、差し迫る演奏であることが理解できる。冒頭の鍵盤の一音目からとても綺麗にならすエヴァンス。アンサンブルが進んでいくとどんどんエモーショナルになって、なんか「歌ってるしー」みたいな。もうこれは居酒屋メニューに例えると「やみつき塩だれきゅうり」だ。いつでも美味しく、どんな酒にも合う。いつ聴いても、どこで聴いてもいい演奏だ。このあたりで僕のお酒はトウモロコシ焼酎の炭酸割りだ。

ということで、海の日であるが、部屋にこもり「ある日の日常」(a day in the Life)をジャズで楽しみました。

本日、7月15日は7月盆といって先祖の供養と感謝を捧げる日であります。旧暦では本日ですが現在は1ヶ月先の8月15日をその日にしている地域も多いですね。いずれにせよ、感謝です。

さて明日から連休も開けて、梅雨も明けるでしょう。世の中の変化についていきましょう!

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