あきらめかけていた桃の木に、本日、花が咲きました。
もともとは借りていた畑に植えていた小さな桃の木。畑を手放すことになったとき、この子も一緒に連れて帰ってきました。
直径60センチほどの鉢に植え替え、自宅の片隅で静かに育ててきたのですが、正直なところ、もう咲くことはないかもしれないと、どこかで思っていました。
けれど、春の光を浴びた小さな枝から、ふっくらとした蕾が顔を出し、やがて、可憐な一輪が咲いてくれました。
小さな鉢の中で、根を張り、季節を感じ、ちゃんと咲こうとしていたのだなあと思うと、胸がじんとあたたかくなります。
あきらめないって、こういうことかもしれない。
信じて待っていれば、小さな奇跡はちゃんと起こる。
フェンス越しにそっと揺れる、桃の花。
鶯の声とともに、なんとも小さな幸せを感じた春の朝でした。
来年もよろしくお願いします。
3月25日 まじかっ!なんか色ついてきた。

3月30日「あー、プクっと膨らんでピンクに」

4月4日「これは咲くかもー」

4月6日「咲いてくれたー。明日はもっと開いてるかも」

めちゃくちゃ頑張ってくれました。植物はヒトの声が理解できるようです笑
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