朝夕、めっきり涼しくなり過ごしやすくなってきたのですが、昨日のような日中の暑さは外回りをしている身となりますと、なかなか堪えます。公共機関を利用した事業者様への訪問は当然、徒歩が伴います。最寄り駅から離れている場合は20分~30分歩くこともありますので、会社訪問は体力勝負です。
1日にできるだけ多くの会社訪問を効率よくこなそうとすると、どうしてもタイムスケジュールがタイトになります。予め電車の発着時間を調べておいて、分刻みの移動です。こう言うと多忙っぽく聞こえるかもしれませんが、外出と内勤を分けた仕事の仕方をしているため、外出DAYはできるだけ多くの社長さんと会いたいという願望と何より遅刻は絶対したくないということだけでございます。遅刻は自分も罪悪感抱きますし、社長の時間を無駄にすることになりますしね。
そんなこんなで、昨日は滝のような汗を流しながら、分刻みの会社訪問DAYでした。移動中はハンカチ片手に時より吹く風が涼しく、ありがたさを感じながら日中も早く秋になって欲しいと願うしだいでありました。そううなだれながらも空を見上げると、秋の雲が浮かんでおりました。規則正しい姿が美しい、うろこ雲、もこもこっとした塊で浮かぶ、ひつじ雲、これらは秋にしか見ることのできない秋特有の雲々でございます。
空には秋の雲が浮かび上がり、季節は完全に秋になっています。昨日はたまたま暑さが残ってしまったとしておきましょう。その暑さは忘れ、この秋を表現する言葉を3つ紹介したいと思います。「秋高し」「馬肥ゆる秋」「秋麗」でございます。
もっと秋が深まってきますと、なんともきれいな日本晴れに遭遇できる日があります。空が澄んでいて高く感じる時があります。そういった気候を「秋高し」または「天高し」と言います。よく晴れて澄み渡る空がなんとも心地よい情景が浮かぶ言葉です。
次に「馬肥ゆる秋」これは漢詩の「塞馬肥」が転じた言葉です。「天高く馬肥ゆる秋」と時候の言葉でも有名ですね。秋は大気が澄んでいます。大気が澄む秋は馬の餌も豊富に実り、馬がよく肥えてたくましく育つことから秋の気候の良さを表現している言葉です。来月は秋華賞に菊花賞にと馬の活躍が目白押しです笑
3つ目ですが、「秋麗」です。「あきうらら」もしくは「しゅうれい」と読みます。どちらの読み方も聴き慣れない言葉ですが、非情に響きが綺麗な言葉です。この言葉は、うららかという言葉じたいが晴れた空を意味しますので、晴れ渡る秋の日を意味することになります。なんとも秋晴れでのどかな情景が浮かぶ言葉でございます。うららかな日にネクタイを緩めて、空をぼーっと眺めて、缶コーヒー片手に休憩。移動中はそんなこともありかなと思ったりします。
ということで暑さを忘れて秋の気候を楽しむ3つの言葉を紹介しました。このように、秋の気候の良さを表す言葉を通じて、日々の忙しさの中でも少しでも、秋の風情を感じられる瞬間を大切にしたいと思います。仕事に追われる合間に、心地よい秋の風や美しい空を眺めることで、リフレッシュし、新たなエネルギーを得ることができるのではと思ったりします。心に余裕を持って本格的な秋の訪れを待ちたいものです。
しかし、暑い外回りはもうご勘弁!笑
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