とある取引先の会社さんが別会社を誕生させた。現在の業界と親和性は高いが、クリエイティブな業務になる。そこに抜擢となった若きリーダーは粋に燃えている反面、未来から考えるか、ひたすら動きながら、未来のイメージを膨らませるのか。迷いの渦中にいる。バックキャスティングの考え方を理想としているが、ビジョンの明言化にはまだ時間が必要のようだ。
方針も親会社の関わりを表に出さない、ゼロからのスタートだ。5,000万円という資本金の大きさが新会社誕生にかける思いの強さを物語っている。まったく新しく誕生した会社なのだ。
誰のために役に立つ存在となるのか。どのように社会に必要とされる存在になるのか。そのビジョンを達成するために、どのような戦略という道のりをたどるのか。その戦略を実行するにあたり、どのようなマーケティングを計画し実行するのか。その一連の行動でいくらの売上を稼ぐのか。その売上目標を達成するにあたり、どのような人材を何人必要とするのか。それに見合う運転資金はいくら必要か。また投資という観点ではいくら必要か。それらのお金は何年で償還できるのか。もどってビジョンの言語化と定量化を詳らかに事業計画に落としたか。それは実現可能性はあるのか。多方から経営学的なセオリーで考えるが、なかなか順番通りに思考し、整合性をとることは至難の業だ。会社誕生とは、やりたいワクワクと現実が行ったり来たりするものだ。
会社の誕生は、登記上は書類さえ整えばなんとでもなる。真に誕生と言えるには会社名義の金融機関口座に入金があり、初月の試算表が完成し来月の売上見通しができているということだ。ここまでもっていくにあたり相当な力が必要となる。世の中に既にある事業であるなら、広告力で初めの1歩はなんとかなる。しかし、世の中に未だないクリエイティブな業務はそう簡単ではない。誰を幸せにできるのか。そこに顧客ニーズが浮かび上がるのか。
何度も何度も、とことんとことん考える。正解を求めて行動が消極的になることもある。そのような経験もしながら、振り返って自分自身、会社自身をチューニングしながら走っていくしかない。責任はある、時間もかかる。けれども方向さえ間違えなければいい。先ずは1歩を踏み出すしかない。
「やるなら決めよ。決めたら迷うな。」非常に他人から言われるとつらい言葉だ。本人が一番わかっているからだ。けれども迷うと不安になるだけだ。「考えて動く」を繰り返すしかないのだ。はなっからビジョンなんで生まれない。もし、生まれているなら、それはきっとただのきれいな言葉に過ぎない。考えて動き、振り返って修正する。愚直にそんなことを繰り返して、内から出てくる言葉と出会うんだ。その言葉がビジョンになるんだ。と私はメッセージしたい。しかしながら気持ちはよくわかる。
誕生するということは、ほんとすごいことなんです。未来に向けて成長させて、必死で守りきり、いつの日か次世代に承継していかなければならない義務がある。子どもみたいなものなのかもしれません。わかっているからこそ迷うのです。その迷いも受け止めて、この新会社の誕生の伴走支援をがんばりたいと思うしだいであります。やるしかないです!がんばりましょう!
本日、8月20日は「赤ちゃん筆の日」として制定されているようです。8月を「ハッピー」、20日を「筆」と読み、「ハッピーな筆」と語呂合わせをして、赤ちゃんの健やかな成長を願って誕生日に赤ちゃん筆を作成しているようです。赤ちゃん筆というのは、赤ちゃんの産毛で筆を作成しているという、なんとも記念に残るお品でございます。母子ともに嬉しくなりますね。赤ちゃん筆センター株式会社が制定したようです。
偶然にも若きママの赤ちゃん誕生の朗報を頂きました。母子ともにお健やかでありますように。ママはじめ周りの方々に感謝の気持ちを持てる、優しい子に育ってほしいですね。お誕生おめでとうございます。
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