「休日に、繰り出す酒場、終わりなき。注ぐ酔鯨、しみじみと」なんてリズムよく書き出したりなんかしちゃいますが、はい、またまた酒場放浪してきましたー!
本日も大阪梅田界隈をぶらぶらしながら、「グッとくる酒場」を見つけました。その名も、漁師酒場「あらき」。魅力はなんといっても店名のごとく鮮魚と高知のご当地料理!そして雰囲気はバッチリ昭和!店内でかかる懐かしい音楽に、気づけば鼻歌が出てしまいます。昭和のおっさんならではか!(笑)。
店内は奥に向かってカウンターが長く続き、調理場を囲むような構成になっています。スタッフさんがビールを注ぐ姿も見えて、臨場感あふれる居酒屋です。
さてさて、毎度お決まりの「とりあえずビール」からスタート!若者には「おっさん」と言われがちなフレーズですが、いや~、この店にはぴったりのフレーズです。本日のおすすめは、なんと「ぶり」!旬のぶり、いいですねぇ。この時期のぶりと言えば、身が引き締まって、脂がのってて、めちゃくちゃ美味いんですよね。
ぶりが目の前に来た瞬間、その見た目の分厚さにびっくり!さすが、漁師あらき!豪快です。そして食べた瞬間、じゅわっと広がる旨味。脂がしっかりのっているのに、しつこくない。上品な甘みがたまりません。酒場アラシーズ大満足!いやぁ、まさに海からの贈り物です。感謝感謝!
そしてカツオのなめろうが来ました。こちらは何と言っても日本酒ペアリング!メニュー表を見ると、あるじゃないですか!高知を代表する日本酒「酔鯨」!迷わず発注!
なんと徳利とおちょこで登場。このあたりも昭和感満載!今風な飲み方はさせんとばかりに、昭和のこだわりが垣間見えます(笑)。
酔鯨をひと口。ん~、このキリッとした飲み口がたまりません!口に含んだ瞬間、すっと広がる辛口。そして、後からほんのりと感じる米の甘みが絶妙!さっぱりとした飲み心地がたまりません。これ、なめろうと合わせると絶品なんやが!カツオの濃厚な味わいを、酔鯨が程よく引き立てるというか。高知の恵みに感謝!これは終わりなきほろ酔いの境地に入っていきます(笑)。
高知といえば、やっぱりカツオを太巻きにした「土佐巻」ですね。せっかくなので、しめにいっちゃいました。しかも、ぶりの太巻きも合わせて注文!贅沢です。
まずは土佐巻から一口。やばいです。カツオの旨味が詰まりまくり。酔鯨との相性が抜群で、まるで魔法みたい。これはたまりません。そして、ぶりの太巻きもひと口。こちらはまた違った美味しさで、ぶりの脂がしっかりのった厚切りが口いっぱいに広がります。最高の一品。いやー、酔鯨、土佐巻、ぶり巻きといい、高知の美味いもん尽くしに感謝感謝です。終わりなきほろ酔い休日やばいですね。
流れる昭和歌謡が酔い気分を高揚させてくれました。「喝采」が流れ、ときめいた後は、堺正章の「街の灯り」。あの壮大なストリングスの前奏だけで胸が熱くなります。「そばに誰かいないと~沈みそうなこの胸~」いやーほんとタイムスリップしたような酒場でした。梅田のど真ん中で、昭和な感覚でほろ酔い完成です!
こうして休日に酒場を放浪してのんびり過ごすひとときがあるからこそ、また仕事も頑張れるってもんです。言い訳みたいですが(笑)。美味しい料理とお酒に触れると、心がリセットされる感じがして、「また明日からもやれるぞ」と自然と気合いが入ります。日々の忙しさの中で、こうした楽しみがあるって、ありがたいものですね。「次はどんな酒場に出会えるかな」と待ち遠しくなります。
さぁ、また仕事に励みますか!
…と思いながらも、1件目で終わることがない「我ら酒場アラシーズ」、漁師酒場をあとにして、またもふらっと新梅田食堂街へ足が向くのでありました……続く。
コメント