明石海峡大橋を眺める-29

日常

改札を抜けるとそこは海国だった。目の前に淡路島、そこにつながる壮大な明石海峡大橋。朝霧駅は海を眺める絶好のスポットだ。

昨日、取引先様のご厚意にあまえ、海辺のレクリエーションに参加させて頂きました。社長様と有意義な時間を過ごすことができたことに非常に感謝でございます。

レクリエーションはJR朝霧駅からすぐの会場で行われ、平日にもかかわらずたくさんの来場者で賑わう会場でした。その内容は社内イベントのため控えさせていただきますが、社員さん同士の親交が深まる様子が手に取るようにわかり、私もいつもより、深い話もできました。場所を変えて互いを理解し合うのもいいですね。

で、本記事はこの辺り大蔵海岸のレポートでございます。

大阪駅からJR姫路行にのって、神戸随一の観光地三ノ宮駅を過ぎ西へ西へと電車は走ります。波乗りで有名な須磨海岸を見ながら垂水駅をすぎ、舞子公園の海岸並木に見とれ、目の前に大きな橋が現れます。~明石海峡大橋~スゲー~と見とれていると、あっという間に朝霧駅に到着。そして「改札を抜けると~」となるわけでございます。

この道中、見慣れていない私にとっては素晴らしい風景です。海沿いを走る電車に乗るってもはや旅気分です。非常に価値のある快速電車でした。

その昔、西の風景を写真におさめたくて、大阪南部の高層マンションに上り、中古で手に入れたキャノンEOSをカシャカシャとシャッターを切った記憶があります。空一面夕日に覆われ、ビルとビルの間から遠くとおくの方に小さく浮き上がる橋の姿が見えました。あれが明石海峡大橋だ。なんて、夕日の景色ということもあいなり感傷的な気分になったことを思い出します。

そんな私との関係性の明石海峡大橋を、今目の前にしていることに、何とも言えん感激に浸る思いでした。間近でみるとでっかい橋ですね。相当大きいです。このでっかい橋の下を船がくぐり抜けていくのです。その風景もまた風情がありました。あの船はどこから来てどこに向かっているのだろう。誰を乗せて、何を乗せて、どこに運ぶのだろう、とか。

そして、この橋を渡れば淡路島なのです。淡路島と言えば、今や兵庫県を代表するリゾート観光地として脚光を浴びております。伊弉諾神宮、おのころ神社とパワースポットとしても人気がありますね。食も鯛が美味いとか。

高速道路が便利になり、大きな橋が島にかかり、淡路島にはすぐ渡れるようになりました。反面、なんかこの海辺の価値が薄れてしまったのでないだろうか。この大蔵海岸から淡路島を見つめていただけの時代。船に乗って淡路島に渡った時代。その時と比べて便利になって、経済も潤ったかもしれない。けど、この地域のはどうなんだろうって思ったり、こういったレクリエーション施設がこの海岸にできたのは、なんか本土も本土で楽しいんだという、大蔵海岸の叫びの声かもしれない。

帰りの朝霧駅から大蔵海岸を見ながらそう感じた。しかしいい眺めだ。またゆっくり橋を眺めたい。

そして、楽しい時間は過ぎ、「改札を抜けると、そこはいつも風景」だった。楽しかった。感謝。

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