始まりの土曜日-31

仕事

僕は土曜日を一週間の始まりとしています。

土曜日はゆっくりと自分と向き合う時間が確保しやすく、やることリストを整理し優先順位を決めやすいからです。「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」に分けて、仕事のこともプライベートのことも一旦詰め込んで整理します。

やらなければいけないことは、納期のある仕事を中心に緊急度も重要度も高いものです。やりたいことは、取引先さまへの一歩踏み込んだご提案内容を考えたり、これまでの振り返りを書面化したり、プライベートでは小旅行だったりと、緊急性は高くありませんが重要度の高い事案です。やることリストの整理と同時に予定の再確認をし、アポイントに対して必要な準備物などもリストに追加していきます。

いざ、月曜日になってこのような作業をするとスタートが出遅れます。土曜日にていねいにじっくりと、予定とやることリストに向き合うことで、月曜日からのスタートダッシュを切ることができます。私にとって土曜日は一週間の行動予定のプチスタートとなるのです。そして、土曜日と月曜日の間の日曜日は英気を養う日とします。

と、やることリストの整理をしていると、相手のある事案はお顔が浮かんできます。その時、前回の未着手の約束ごとをふと思い出したりします。小さな約束であるが故に破りたくはありません。「あー思い出してよかったー」と独り言をいいながら、汗をかきます。

相手との関係性に慣れができてしまうと、知らない間に心に「あまえ」が芽生えてきています。エスカレートすると「これくらいは許してくれるだろう」と自分勝手な思い込みが現れます。こうなると、信頼関係にひびが生じていくことにつながります。身近な相手であればあるほど、「あまえ」が出て後回しになってしまいがちです。

本当は身近であればあるほど、小さな約束を守る。という行為を信念にしなければなりません。もっと言うならば自分との約束もそうです。「やりたいことリスト」はプライベートが多くなります。なぜなら「いつまでに」を守る必要がないからです。しかしながら、一番身近な存在は自分です。自分との約束を守ることが一番大切であって、自分を大切にできる人となります。故に人との約束を守ることができる人は、その人のことを大切に思っている人となり、それができる人は自分を大切にできる人、すなわち自分との約束を守ることができる人です。

ということで、この土曜日に「やりたいことリスト」を向き合う時間は、自分との約束を守ることを思考する有意義な時間となります。

7月13日は、小暑の中の七十二候では「はすはじめてはなさく」と言われ、蓮が咲き始める頃であります。蓮の花は朝に開き、夕方には閉じることを繰り返し、4日間ほどで儚く散っていきます。まさに期間限定のひと時となります。このような季節限定、期間限定のイベントは多々あります。

来年こそはといろいろ予定を立てるのですが、自分との約束は儚く破られます。そろそろ自分との約束を守る力を養い、自分との信頼関係を構築したいと思いますね。

そんなことを考える土曜日でした。

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