樹齢何百年と言われる、大木。その大きさと天に向かって広がっていく姿は、いつ見ても「ものすごさ」を感じます。また、それに至る時の流れに思いを馳せて眺めていると、なにやら人間には、かないようもない大きな力の塊が、そこにあるように感じて、素直な気持ちで平伏せたくなります。
先人たちは、山に木々に「自然」そのものを神として崇拝してきました。それに対し、なんの疑いもなく、至極当たり前なことであると、大木を目の前に同感の極みであります。
間違いなく宿っていますね。
私の住まう地域にも知りうる中で、3箇所に大木のご神木がございます。勝手にベスト3の発表です!和泉の国と堺の「大きなくすの木たち」の紹介です~。
では、第3位!堺市にあります、百舌鳥八幡宮のくすの木です。ほんとでかい!先ずは画像をご覧ください。
樹齢700年~800年!樹高25メートル!幹回り5.2メートル!こちらのくすの木様は、とても元気を感じます。空に向かって、緑々しく広がる姿には力をもらえます。こんなに古くて、元気みなぎる、大木の姿はなかなか他にないのではないでしょうか。宿っていますね。間違いありません。また、八幡宮も1400年前の創建です!厄除開運!出世開運で賑わう神社です。ふとん太鼓が有名ですね。
次に第2位!和泉市の松尾寺付近にあります、「松尾寺のくす」でございます。先ずは画像をご覧ください。
樹齢700年以上!樹高38メートル!幹回り10メートル!和泉市内では第一位の巨木です。とにかく存在感と神々しさ、半端ないですって!画像にはありませんが、阿弥陀さんと観音さんとお稲荷さんと白龍さんが祠で祀られています。700年前ですから、西暦1300年頃に生え始めたのでしょう。その頃、この場所は松尾寺の境内だったはずです。そう考えると、その200年後くらいの信長の焼き討ち時に、戦火から逃れることができた、くすの木かもしれません。宿っていますね。間違いありません。
そして栄えある、勝手にご神木ベスト3、第1位!またもや堺市の百舌鳥にあります、「百舌鳥の大クス」様でござます!画像をご覧ください。
樹齢800年~1000年、樹高13メートル、幹回り10メートル!なにがって、ほんと宿り方が半端ないって!パワーすごいって!見たら、もう平伏せるって!と言葉が出てしまいます。このしっかりと土地に張り付くような根っこに強い力を感じます。土地の方々からは、雨乞いのための霊験あらたかな霊木として祀られてきたようです。宿っています。間違いありません。ちなみに、大クス様は戦国武将で名高い筒井順慶を祖先にもつ名家「筒井家」の大きなお屋敷の門前にあります。また、眼の前は、大量の埴輪や須恵器が発掘された百舌鳥古墳群の1つ、御廟表塚古墳(ごびょうおもてづかこふん)がございます。なんかこのあたりの土地に大きな力があるのかもしれませんね。
ということで、神として祀られる霊験あらたかなご神木を紹介いたしました。最後にくすの木の名前の由来ですが、「薬の木」からきているかもしれないんですね。
自然の力を感じることで、なにやら体調もよくなるような薬を頂いたような。。。何事も信じることが大事ですね。ご神木シリーズ、今後も乞うご期待!
コメント