取引先様の社長に私が親しくしている社労士の先生をご紹介させて頂きました。その際に、社労士の先生が顧問先の社長の心を掴む瞬間がございました。本日はそのお話を綴りたいと思います。
社長の心を掴む瞬間の社労士の言葉をご紹します。
「私は社長にお困りごとが発生したら、誰よりも一番に相談してくれる相手になりたい。」
その補足としては、「労務関連が専門だけど、税のことや資金のことや、専門でないこと、なんでも一旦私に言ってくれる関係を作りたい。」
当然、それまでいろいろな会話があってのこの言葉ですが、非常にストレートに経営者の懐に入るような言葉だと思いました。その言葉に社長の顔は和らぎました。私も気づきと共感を頂いたしだいであります。
さもすると、士業という専門職は領域を重んじ、経営者のニーズファーストの思考・行動になれない業種かもしれません。そのような枠を飛び越えた、経営者の気持ちを理解した彼の言葉には、「これからパートナーとしてがんばっていこうよ、社長!」というシンプルなメッセージを読み解くことができます。お仕事をしていく中で、相手とどのような関係性を目指すのかという、心構えは非常に大事だなと感じました。
これからお仕事をご一緒するにあたり、相手にどう思われたいか。相手とどのような関係性を構築していきたいのか。この大前提をお伝えすることを忘れてはならないと思います。さしあたり、事業計画策定や拠点別採算など目の前の課題の話を得意げに話してしまいがちです。一番大事なことは業務推進の話もさることながら、あなたと信頼しあえる仲間になりたい。その大前提のマインドセットであると思います。
そして、その関係性を構築していくにあたり、行動として大事なことは、「時間を守る」「小さな約束を守る」そして「口先だけでなく行動で示す」この3つだと私は考えます。
信頼は一夜にしてならずです。相応の時間をかけて構築していくものです。その過程において相手の印象に残るのはマイナスな事象です。3つの逆のパターンのことです。「あの人、時間にルーズだなあ」「依頼したこと約束の日過ぎたなあ」このふたつでもはや終了です。おまけに「口だけだ」ってレッテルを貼られたらジ・エンド。信頼構築もくそもありません。社労士の言葉に回答するなら、「絶対に一番の相談窓口にはなれません」
初対面の社長さんの心を掴むには、自身の大前提のマインドを言語化する。そして、信頼構築を目指す中、3つの約束を守る。そのことで、なんでも話し合える、経営者とコンサルタントの関係性ができますね。目指したいと思います。
そういえば、その社労士さん、私の顧問先社長の前で、私のポジションを奪うって言っていましたね。うけてたとうではありませんか笑
これからもよろしくお願いします。
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