アライグマあらわる-13

日常

自宅の近くで小さな畑を借りて、家庭菜園をしています。

今はイチゴの収穫が終わり、トマトにスイカ、トウモロコシと夏野菜がすくすくと育っていきている途中でございます。小さな桃の木もあり、身の丈にあった実をつけております。

私が言うのもおこがましいのですが、野菜を育てるってほんと手がかかりますね。畑を生業にしている1次産業に携わる方々の苦労の気持ちが多少わかるような気がします。

なにせ、お天道様のお力が必要です。晴ればかりでは、土も水不足になります。栄養が行き届きません。雨ばかりでも根っこがやられてしまいます。

なんでもバランス大事ですね。

仕事も偏った思考や行動は、いい結果を招きません。会社もバランスシート(貸借対照表)が大事です。バランスしないということは、どこかがおかしいということなのです。

話はそれましたが、スイカは最初1cmくらいの姿でぷくっと姿をだします。そこからだんだん大きくなっていくのですが、その過程を見ていくのは、ほんと楽しいです。スイカの成長はわかりやすいです。

そんな、うちのスイカですが、一つだけ直径10cmくらいまで育ってきました。他の実はまだまだ小さく、この先に期待という感じです。

ある日、その10cmくらいのスイカが無残にも、何者かに食べられた形跡があるではありませんか。やられている。

ガーン…

チキショー!やられた!イタチか?何者じゃ?当然、犯人はその場にはもういない。せっかく、楽しみにしていたスイカを、途中で食いやがって!ふと他の野菜を見渡すと、トマトの残骸があちこちにある。トマトまで食い散らかしている。水タンクにもトマトが浮いている。洗ったのか?悔しさ全開で、ネットでスイカの防護策を施し、畑を後にした。

それから3日後くらいの早朝、犯人は姿を見せていた。その犯人はなんと、アライグマの子ども2匹だった。ネットをくぐり畑に侵入し、トマトエリアに居た。現行犯である。

さすがに、害獣である以上、逮捕はできない。

彼らはなかなか逃げようとしなかった。なぜか、どっしりとしていた。近寄って追い払う仕草をすると、「シャーッ」と威嚇してきた。さすがにクマでる。小さいながら、恐怖を覚えた。

結局は追い払うことができたのだが、また侵入してくる可能性もある。役所に連絡をして対処を委ねた。あらいぐまと格闘することになるとは思いもしていなかった。あとあと、うちのスイカを食った犯人と思うと腹立たしい。けど、トマトを洗って食べるとこがなんかかわいかったりする。

害獣なので、どうしようもないのだが、切ない気もする。彼らも生きるための食べ物を求めていたのだろう。頃合いのいい食堂を見つけたと喜んでいたことだろう。しかし、こちらもどうぞどうぞと進呈するわけにはいかない。これがもし生業の方々からすると、一大事だ。

食べたいと思う動物や虫、食べさせないと思う人間、どちらも自身の命を守るためなのよね。なんか切ないね。

事件でわかったこと。アライグマはラスカルみたいな可愛い声ではなかった。

スイカかえせー!!

●1cmくらいの頃

●ちょっと育った頃

●今回、アライグマたちに食べられたスイカの原型

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